インバータとは車内でAC100V電源機器を使用するときに、直流DC12Vのカー電源を交流AC100Vにする変換器です。このインバータには正弦波(サイン波)と擬似正弦波(矩形波)の2種類がありますが、精密な周波数を必要とする医療機器で使用できるものは正弦波インバータとなります。当社で使用する正弦波インバータは歪みが非常に少ない高精度な正弦波形で、信頼性の高いものです。正弦波インバータを謳う中には高調波ノイズ、スイッチング電源のメカニカルノイズが発生してしまう安価な物もあるので注意が必要です。
*電菱(COTEK社のOEMブランド)は自社サイトに「人工呼吸器 機器対応一覧表」を掲載しています。
*ちなみに使用しているテーブルタップは病院でよく見かける緑色の3P抜け止め、トラッキング火災予防機能付き3Pプラグ仕様の2個口タップです。
☆おまけ☆
インバータを保護するため(大変高価なので…)、ヒューズをバッテリーと本体の間に設置しました。ヒューズBOXはメーカーから専用の部品を取り寄せましたが、現物が届いた時その大きさにビックリ!クワガタのようなこの巨大なヒューズとプラモデルでも飾れそうなヒューズBOXが届きました。クワガタヒューズは50Aでその容量にも驚きましたが、計算してみると定格350Wでだいたい29A、サージ電力700Wだと58Aにもなるので、あぁ、このぐらいのは必要なのね…と納得。芸術的な大きさとその形を皆様にもご覧頂こうか?と、インバータの下側に「ピカーッ!」と並べて取り付けました。
(旧ブログ2014年06月26日記事の転載)