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製麺機について
2005/02/28


<製麺機メーカー見学>
製麺機のエキスパート、有限会社 大成機械工業様ショールームにて製麺機のデモンストレーションをお願いしました。ご協力頂いたのは工場長の小林さんです。今回はミキサー8KgタイプのタイセーNo.2型による製麺の実演となりました。
ラーテンさんのところで機械は拝見しておりましたが、使用しているところを見たのはこれが初めてです。見ているととっても簡単に扱っておられましたが、やっぱりコツがあるのだろうなぁ…と感心しきりです。
8Kgの粉で1食/130〜140gとした場合、およそ80食分が出来るそうです。また1回あたりの所要時間は、熟成時間を除くと35〜40分だとか。段取りを連続して行えば1時間に2行程いけるとのことでした。
加水は目安として40%までだそうです。(季節・気候により若干差異あり)これ以上の高加水麺はまた別の機械が用意されていて、捏ね・伸し・切り(包丁を機械で動かす!)が独立していました。かなり細かい技も可能で手打ち(風)麺の(風)をとっても判別出来ないほどです。大変勉強になりました。

<捏ねる>
ミキサーの中に麺粉(日清製粉:麺遊記)を入れ攪拌開始。
<水回し>
ミキサーの上になにやら蓋のようなステンレス製の容器をかぶせます。
この容器には傾斜が付いていて、その下側には小さな穴が開いていました。
ここにカンスイ溶液を入れると下のミキサーにポタポタと塩梅よく落ち、上手く水回しが出来る仕組みになっています。
<バラガケ>
ミキサーを20分ほどかけたのち、パタンとミキサーを起こして中のそぼろ状になった粉をローラーにかけます。
ローラーから出てくる麺帯を巻き取っていきます。
3Kgの粉は数分のうちに一本のロールにまとまりました。
<合わせ>
巻き取った麺帯を逆側からもう一本の棒に巻き取り、半々になるようにします。
中央から2枚に重ねてローラーにかけ、3本目の棒に巻き取っていきます。
<圧延>
合わせ終わった麺帯に圧延をかけます。
左右のダイアルでローラー間隙を狭め、打ち粉をしながら棒に巻き取ります。
<熟成>
圧延が終わった麺帯をロールのままビニール袋に入れて熟成させます。
熟成時間は一般的に1〜2時間程度。
<切り出し>
切歯をセットして麺を切り出します。実はこの際にもローラー間隙を調節して圧延をかけています。
今回使用した切歯は14番と12番。(写真は14番)
縮れをつけるために切歯の下側にゴム板をつけてありました。
<完成した麺>
12番の切歯でお願いした麺です。いつも作っている麺に見た目は似ています。






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